グランズウェル、ソーシャルテクノロジーによる企業戦略を読んでみた
![]() | グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press) (Harvard business school press) (2008/11/18) シャーリーン・リー、ジョシュ・バーノフ 他 商品詳細を見る |
以前からソーシャルメディアをいかに効果的に使うかということには関心があって、今週はこの本を読んでみた。おそらく多くの人にとってグランズウェルという言葉にはなじみがないと思う。そこでグランズウェルの定義から書評に入って行こうと思う。
◎グランズウェルとは?
テクノロジーを使う事によって以前では考えられなかった発言力を手にし、人々の生活様式を根底から変えてしまうような現象のこと。また、それはオンラインの世界だけには留まらず、オフラインにも重大な影響を与えるうる現象。と定義できると思う。
例えば、アラブの春がその好例だと思う。なんせソーシャルメディアから広まったムーブメントは政権を倒すまでになったのだから。
◎本書の構成
第1部 グランズウェルとは何か?
第2部 グランズウェルにどう対処すべきか?
第3部 グランズウェルを社内で活用するには?
構成はとてもシンプル。アメリカの事例ではあるが、たくさんの企業のソーシャルメディア活用法が掲載されていてタメになる。
個人的に一番、感銘を受けたのは流行ってるからウチも取り入れてみようという姿勢ではなく、ソーシャルメディアを何のために活用するか?について触れていた点だ。
この部分はスピードが求められる意思決定の中でないがしろにされてしまう部分もあるのではないかと思う。そこで紹介されている目的の一つが傾聴戦略と呼ばれるものだ。厳密に言えば、戦略のための目的設定として本書では紹介されている。
◎傾聴戦略
1、耳を傾ける(ブランドモニタリングなど)
2、話をする (ブログの作成などで考えを明らかにする)
3、活気づける(自社の熱烈なファン、またはインフルエンサーを見つける)
4、支援する(顧客同士が助け合えるようにする:サポートコミュニティなどがその典型的な例)
5、統合する
◎所感
この本はタイトルに企業の〜と書かれていることからも個人向けではないように思う......なんでそんなの読んだんだか....。ただ前述の通り、事例は豊富なので企業でソーシャルメディア活用に携わっている人であれば、かなり有益な本になると思う。
それから何もソーシャルメディアに限った話ではないが、流行りだから取り入れるのではなく、その本質が何なのかを考えることは言うまでもなく重要だと思う。それが流行った背景には何があるのか?と考えることが情報を発信する側には大切だと思う。

















